リハビリ

高齢者にも趣味は必要!簡単で施設や自宅で出来るものを紹介!

自宅で生活していても、施設で生活していても、若い人ほどメリハリのある生活にはならないケースが多いようです。

特に、足腰が弱り、立ったり座ったり、歩くことが億劫になると、行動範囲が狭まり自分の意思で動く機会が減少します。

そうなると、それまで行っていた趣味活動をしなくなったりするのです。

しかし、高齢者だからといって趣味がなくなると脳の働きや身体機能的も衰えてしまいます。

簡単な趣味でもいいので、高齢者になってからでも趣味を持つようにしましょう。

『自立』している人の趣味

ここで紹介するのは、介護保険制度をまだ利用していない『自立』の人の趣味をいくつかご紹介します。

園芸

腰を下ろして作業をすることが多い園芸で、体力を消費してしまう趣味ですが、自分のものにしてしまえば、とても充実した日々を過ごすことができます。

園芸と表現すると、大掛かりなものをイメージするかもしれませんが、2~3個プランターを準備して行っても楽しめます。

園芸はとても季節感があり、植える時期、水や植え替えのタイミング、肥料なども気を付けて取り組む必要があり、脳の活性化にも繋がります。

また、芽が出たり花が咲いた時の喜びを感じることができます。

卓球

足腰が元気な人は、軽運動をするのも一つです。その中でお手軽なスポーツとして、卓球があります。

卓球は相手が居てスポーツとして成り立つため、一人ではできません。その代わり、多くの仲間と一緒に行うことによって、楽しさも倍増します。

高齢者が主体となって公民館や小学校の体育館などで実施することがあります。卓球サークルをなかなか見つけにくい場合は、所属の老人クラブ(高齢クラブ)などに問い合わせみるといいでしょう。

それでも難しい、場合には自分でチームを立ち上げるのも一つの方法です。

ボーリング

卓球とは違い、一人でできるスポーツとしてボーリングがあります。現在は、かつてのようなボーリングブームではありませんが、元気な高齢者でもできる趣味として楽しめるでしょう。

ボーリングをすることのメリットは、なんといっても足腰、腕力の筋力の維持・向上が期待できることです。

高齢になれば、下肢筋力低下から車椅子生活になり、やがては寝たきり状態になってしまうケースが多いです。

少しでも、元気な足腰で生活できる時間を過ごせるように趣味として取り組んでも良いかもしれません。

ゲートボール

公園などで高齢者を中心にゲートボールをしている地域が沢山あります。

ゲートボールには3つの要素があるといわれています。

①チームで行うスポーツ

②戦略型のスポーツ

③ユニバーサル的なスポーツ

です。

①と②の内容は何となく分かるかもしれません。

③の『ユニバーサル』という言葉は、全ての人という意味が含まれており、高齢者だけでなく、性別、年齢などを問わず楽しめるスポーツなのです。

よって、ルールさえ覚えることができれば、例えば3世代で楽しむことができるスポーツなのです。

日本ゲートボール連合のHPはこちら

ルールなどがが分かります。

ルールなどがが分かります。

ちなみに、クロッケーというゲートボールに似たスポーツもありますが、これは、1チームの人数が1~2人となり、ボールも数も少ないとされています。

ヨーガ

ヨーガ(ヨガ)は普段行う運動では、なかなか鍛えることができない筋肉も、無理なく使うことができ、筋力の向上が期待できます。

さらに、おおきなメリットととして、運動が辛い、苦手だという人でも挑戦しやすく、毎日継続して行いやすいとされています。

動きが非常にゆっくりであるため、血流が促進され、腰や肩の痛みやむくみなどが緩和にも効果があります。

「シニア ヨガ」などで検索してみてください。

『要支援』『要介護』の人の趣味

ここでは介護保険制度を利用している人の趣味をご紹介します。

ベッドの上や椅子や車椅子に座ってでも出来る趣味を集めてみました。

スマホ・タブレット

スマホやタブレットには無限の可能性があります。

YouTubeなどでの動画鑑賞、ラインやメールでのコミュケーション、InstagramやFacebookでのSNS、ネットショッピングなど、一日使い続けていても飽きない人も多いでしょう。

一般的には、使い方を間違えると、人体に害を及ぼす可能性があるケースもあります。しかし、これまでスマホやタブレットを使ったことがない人にとってみたら、一気に視野が広がり楽しい時間を過ごすことができるアイテムになるでしょう。

高齢者の場合、「そんな最近のモノは使うことができない・・・」と言われる人もいるかもしれません。しかし、その一方で、「こんな便利がもの今更手放せない」と言う80代、90代の人もいます。

確かに、最初は難しいと思うかもしれませんが、一度使いこなせるようになると楽しさ無限大です。

塗り絵

塗り絵と言っても、簡単なものから複雑なものまで様々な種類があります。

簡単なものなら認知症の方でも集中して取り組めることもあります。難しいものだと、水彩色鉛筆などを活用して、水彩画と同じような見栄えに仕上げるものもあります。

いずれにしても、塗り絵は脳の刺激にもなり、気軽に取り組むことができる趣味になるでしょう。

スクラッチアート

スクラッチアートをご存じでしょうか?

先の尖ったペン状のもので、スクラッチを削って下の層にあるカラフルな色を出していくものです。

なかなか言葉では表現しにくいので、まずは下の動画をご覧ください。

いかがでしたか?

やり方はとても簡単だと思います。

集中すると、時間を忘れていつまでも取り組んでいることもあるでしょう。あまり集中しすぎると肩こりなどの原因などになるので気を付けましょう。

塗り絵と同様に、気軽で簡単に行えるのが特徴です。

卓球バレー

通常の卓球とは違い、椅子や車椅子に座って、ボールを台の上を転がして行うゲームが卓球バレーなのです。

ラケットは使わず、動画のように板を使用します。自分の方に来たボールを勢いよく跳ね返すだけのルールなので、難易度は低いです。

高齢者の場合、下肢筋力アップのリハビリや、関節可動域訓練にもなるので、大きなメリットがあります。

また、団体で行えるので、勝ち負けを仲間と分かち合えるので脳の刺激にもなるでしょう。

観葉植物

100円ショップでも購入することができる観葉植物はとてもお手軽です。好きな植物を選ぶと、おしゃれでかわいい植木鉢や皿を選ぶと良いでしょう。

世話をしやすい植物、難しい植物があると思います。失敗して枯らすこともあるかもしれませんが、新芽が出た時や、枝がグングン伸びていく過程を観察することはとても楽しい気分になれることでしょう。

車椅子の方なら、あまり高い場所に置かなければ日々のお世話も自分で出来て楽しです。

俳句・川柳

特に俳句は脳を刺激する作業になるでしょう。

最初は川柳からはじめて、慣れたら俳句にしても構いません。

ベッド上や車椅子でも考えることができるので、これも手軽な趣味です。

慣れれば、句会に参加したり、新聞や雑誌に投稿してもいいでしょう。

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