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介護者の負担軽減も!40代から考える介護脱毛とは?

将来の介護状態に備えて、デリケートゾーンの脱毛のことを介護脱毛と言います。

脱毛業界ではVIO脱毛と呼ばれ、若年層に人気があると思われがちですが、近年では40代以上の方にも人気がある脱毛です。

医療脱毛専門院『リゼクリニック』の調査では、40代~50代の女性のうち5人に1人が介護脱毛を希望しているという調査結果もあります。

この記事では介護脱毛とはどのようなものなのか、基礎的な知識からメリットやデメリットをきちんと理解できるよう詳しく解説します。

老後の介護に少しでも不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

介護脱毛に関する基礎知識

介護脱毛という言葉を聞き慣れないという人も多いはずです。

そもそも介護脱毛とは何なのか、費用はいくらくらいかかるものなのかなど、基礎的な知識をご紹介しましょう。

介護脱毛とは?

介護脱毛とは、将来介護状態になったときのために、あらかじめデリケートゾーンを脱毛することです。

脱毛業界ではVIO脱毛と呼ばれています。

  • Vライン:ビキニライン
  • Iライン:陰部の両わき
  • Oライン:肛門周り

介護状態になって排泄の介助を受けるようになったとき、皮膚トラブルなどを防ぐためにムダ毛を処理するという概念で行われます。

介護脱毛という言葉は、一般のVIO脱毛ではなく介護に向けた脱毛という意味をもち、若年層ではなく40代以上などの世代に用いられることが多いです。

介護脱毛の種類

介護脱毛には3つの種類があります。

  • レーザー脱毛:医療用レーザーで毛根の組織を変性させる施術方法・クリニックで行う
  • 光脱毛:出力が低い光で毛根にアプローチする施術方法・エステサロンで行うことが多い
  • ニードル脱毛:細いニードルに電気を流して毛根を焼く方法・痛みが強く麻酔が必要なため有資格者が施術する

レーザー脱毛とニードル脱毛は効果が高く持続性もあります。

痛みを感じにくいのは光脱毛ですが、施術回数が多くなる傾向があるのが特徴。

ニードル脱毛は痛みが強いため、医療用麻酔が使用できるクリニックでの施術が一般的です。

介護脱毛の相場

介護脱毛の相場は、およそ50,000円~150,000円と幅があります。

  • 施術の回数
  • 麻酔の有無
  • 脱毛の種類
  • 施術を受ける施設
  • 白髪の有無
  • 毛量

などによって、料金が異なることがほとんどです。

一般的に介護脱毛は医療脱毛とよばれるレーザー脱毛が適していて、レーザー脱毛はサロンではなくクリニックで行います。

レーザー脱毛は白髪には効果がないため、白髪のアンダーヘアに関してはニードル脱毛という方法を用います。

回数が増えればその分料金もかかるので、毛量などによっても料金は異なってくるでしょう。

介護脱毛のメリット・デメリット

介護脱毛にはメリット・デメリットの双方が存在します。

自分にとって介護脱毛はメリットの多いものなのか、見極める際の指標にしてください。

介護脱毛のメリット

介護脱毛のメリットには下記のようなものが挙げられます。

  • 介護をする人の負担が軽減する
  • アンダーヘアによる局部のムレや臭いを防げる
  • デリケートゾーンの皮膚トラブルを予防できる

介護脱毛における最大のメリットは、介護をする人の負担が軽減できるということです。

筆者は介護職経験者ですが、たしかに高齢者の方は暑い夏場やお腹をこわしているときなどに、アンダーヘアによる皮膚トラブルがあったことを覚えています。

年齢を重ねて毛量が少なくなる人もいますが、中には毛量が多く毛の質が硬い人も…。

介護脱毛をすることで、排泄介助が楽になるというのは大きなメリットといえるでしょう。

介護脱毛のデメリット

介護脱毛にはデメリットも存在します。

  • 費用がかかる
  • 痛みを伴うことが多い
  • 恥ずかしい

前項で紹介した通り、介護脱毛には50,000円~150,000円という費用がかかります。

また皮膚が薄いデリケートな部位であるため、痛みを伴うことも否定できません。

一般的にVIO脱毛のレーザー脱毛は、ゴムでパチンとはじかれるような痛みがあるといいます。

痛みに弱い人は、痛いと聞いただけでためらってしまうことも…。

施術者にデリケートゾーンを見られることや、脱毛時の体勢などを恥ずかしいと感じてしまうこともデメリットといえます。

介護脱毛に関するQ&A

介護脱毛には興味があるけれど、わからないことが多くて不安…という方はいらっしゃいませんか?

ここでは介護脱毛に関するよくある質問をピックアップして回答をご紹介します。

介護脱毛は何歳くらいにやれば良い?

介護脱毛は何歳までにやらなければいけないということはありません。

20代でVIO脱毛を検討する人もいれば、40代・50代で本当の意味の介護脱毛を行う人もいます。

ただし、タイミングとしてはアンダーヘアが白髪になる前というのが現状です。

介護状態になる年齢は決まっていませんし、いつ自分が介護状態になるのかはわかりません。

介護をする人に負担をかけたくない…という目的で行うのであれば、できるだけ早めに行っておいた方が良いといえるでしょう。

介護脱毛は自分でもできる?

介護脱毛は自分で行うことも可能です。

市販の脱毛器の中には、VIO脱毛に対応している脱毛器もあります。

ただし、デリケートゾーンを自分で脱毛するのには、時間も労力もかかり、皮膚トラブルを起こしてしまう可能性も少なくありません。

ネット上には『自分でやってみたけれどうまくいかなくて最終的にはクリニックへ行った』という口コミも見られます。

VIO脱毛は自分でできないわけではないので、サロンやクリニックに行くことがどうしてもためらわれるという人は、セルフケアも可能です。

エステサロンとクリニックはどちらがおすすめ?

VIO脱毛ができるのは、エステサロンとクリニックがありますが、それぞれに異なった特徴があります。

  • エステサロン:施術者の資格は不要・肌トラブルへの対処は不可
  • クリニック:施術者は国家資格の有資格者・医療用麻酔の使用が可能・肌トラブルへの対処も可

永久脱毛ができるのは医療脱毛=クリニックで、医師または医師の監督のもとで看護師が施術を行うことが特徴です。

美容脱毛の光脱毛は毛の成長を遅らせる方法で、施術回数が多くなるという傾向があります。

レーザー脱毛よりも光脱毛の方が痛みが少ないというメリットがありますが、介護脱毛は部位的にも永久脱毛がおすすめです。

何度も施術を行うよりも短期間で効果の現れる医療脱毛=クリニックが良いでしょう。

介護脱毛って白髪になってもできる?

白髪になると医療脱毛=レーザー脱毛の効果は期待できません

そもそも医療脱毛=レーザー脱毛は、毛のメラニン色素に反応するレーザーを当て、熱ダメージを与えることで脱毛効果を得る施術方法です。

白髪にはそもそもメラニン色素がないので、医療脱毛=レーザー脱毛をしても白髪だけが残ってしまうことになります。

白髪になってしまった場合は、ニードル脱毛しか方法がありません。

ニードル脱毛はかなり痛みを伴う施術方法で、費用も割高です。

介護脱毛はできる限り白髪になる前に行う方が良いでしょう。

まとめ

介護脱毛は費用や時間がかかりますが、将来介護を受ける状態になったときに介護者の負担を軽減できるというメリットがあります。

介護脱毛にはクリニックで行うレーザー脱毛がおすすめです。

白髪になってしまうとレーザー脱毛は効果がなくなるため、できる限りアンダーヘアが白髪になる前に行うことがポイントです。

特に毛量の多い方、皮膚が弱くデリケートゾーンのトラブルが多い方などは、介護脱毛を検討してみると良いでしょう。

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