リハビリ

カラオケで得られる効果を紹介!長生きの秘訣になる!?

カラオケは手軽にでき、老若男女問わず楽しく行える余暇活動の一つです。

マイクを持ったら離さず、いつまでも十八番を歌い続けるという人も多いかと思います。

そんなカラオケですが、実は高齢者にとって健康に良いとされており長く人気です。

今回は、なぜカラオケが健康によいかを解説します。

心の健康を維持できる

ストレスを解消できる

カラオケに行って大きな声を出すとすっきりする人も多いでしょう。

なぜカラオケでストレスが発散できるのでしょうか?

腹から大きな声を出すからでしょうか?

それとも、音楽に乗って気分が良くなるからでしょうか?

勿論、そのような理由もあるでしょう。

しかし、実は、ストレス発散のポイントは『脳』にあります。

カラオケを歌うと脳全体が刺激され、エンドルフィンやドーパミンなどの脳内ホルモンが活性化されて、陽気で元気になれるといわれています。

エンドルフィンについて – Wikipedia

ドーパミンについて – Wikipedia

そのため、カラオケをするとストレスを解消することになり、心の健康を維持できるのです。

自律神経のバランスを保つことができる

カラオケは好きだけど、人前で歌うのはちょっと・・・

途中で歌えなくなったらどうしよう・・・

歌詞を間違うかも・・・

このような気持ちになり、歌うことに緊張感を持つ人もいるでしょう。


しかし、その緊張感が自律神経のバランスを保つポイントなのです。

人前で歌う緊張感(交換神経)と歌い終わった後のリラックス感(副交感神経)が、自律神経をほどよく刺激してくれます。

自律神経のバランスが整うことで、免疫力がアップするというメリットもあるので、一石二鳥ということになります。

自律神経とは

自律神経は、血管をはじめ、あらゆる内臓器官を自分の意思とは無関係に調整してくれる神経です。

呼吸器官や消化器官、体温調節機能といった、私たちの体の生命維持機能をコントロールする役割を担っています。

自律神経を整えるということは、心身の健康を保つために、交感神経と副交感神経の切り替わりをスムーズにできる状態にすることになるのです。

筋肉を強化できる

カラオケで歌う時、呼吸法を意識することはありますか?

意識をしないと、上手く呼吸が続かなかったり、途中で声が小さくなったりすると思います。

しかし、腹式呼吸を意識して歌うと、腹筋や横隔膜(筋肉の一種)、胸筋が鍛えられます。

そのことによって、歌いながら筋肉を鍛えることが出来ます。
腹筋を使ってしっかり声を出してみてください。

複式呼吸とは

腹式呼吸とは、横隔膜を下に動かして呼吸をする方法です。横隔膜とは肺の下にくっついている筋肉性の膜のことです。

『腹式』と名前がついているため、意識的にお腹を動かして呼吸するように思えますが、少し違います。

お腹ではなく横隔膜を下に動かすことで、肺が下へと膨らむことができます。

その結果、胸式呼吸に比べて肺がより多くの空気を取り込めることで、肩や胸は上がらずにお腹が膨らむのです。

画像引用

運動の効果がある

先述した通り、『腹式呼吸』を意識すると、筋肉を鍛えられることだけでなく、ダイエット効果と運動効果があるのです。

腹式呼吸でカラオケを1曲歌うと、発声運動・呼吸運動・腹筋運動より、100m走ったのと同じくらいのカロリーを消費します。

カラオケ=スポーツと認識し、ぜひ汗をかくくらい真剣に歌ってみて下さい。

姿勢を意識して歌う

お腹からしっかり声を出して歌うためには、姿勢を正すことも重要となります。

また、背筋を伸ばす行為自体が筋トレ効果や代謝アップにつながるとされています。

マイクを持ったら、恥ずかしがらずに立ち上がることをおすすめします。

軽く爪先立ちをしてからかかとを下ろし、肩を一度上げてからストンと落としましょう。

たったこれだけで、歌うための『正しい姿勢』をとることができます。

呼吸を意識する

正しい姿勢をとったら、次は正しい呼吸を意識します。

腰回り、特に背中側にまで空気を入れるようなイメージで、ゆっくり、深く吸い込んでから歌い出します。

いつもより呼吸が深くなり、声が出しやすくなります。

ステップを取る

曲に合わせてステップを踏んだり、踊ると更に運動の効果は向上します。

血液の巡りがよくなる

循環不全となるとどうなるのか

①肩こり・腰痛

②冷え

③脚のむくみ

④頭痛

⑤めまい

⑥立ちくらみ

血液の巡りが悪くなると、上記のような症状が現れます。

①~⑥どの症状も高齢者にとって辛いと思います。

カラオケによって予防・改善する可能性が大きいのです。

筋肉の運動を意識する

筋肉運動をすると、血管の収縮が行われます。

血管の収縮により、血液循環が良くなるという効果も期待できます。

筋肉運動→血管収縮促進→血液が循環する→心臓の動きが活発になり、良いサイクルが続きます。

筋肉は第二の心臓といわれておりますので、ぜひ、筋肉運動を意識し、血液循環を促進していくといいでしょう。

血管と内臓を浄化される

カラオケをすると新陳代謝がよくなります。

新陳代謝とは、古い細胞が排出されて新しい細胞に入れ替わることを言います。

例えば、肌の古い角質が剥がれ新しい皮膚に生まれ変わるターンオーバーも、新陳代謝のひとつです。

体内の老廃物が、汗や尿・便・炭酸ガスとして排出されます。

古いものから新しいものに入れ替わることで、血管と内臓の浄化が期待できます。

認知症予防になる

認知症・・・

なりたくないと考える人も多いでしょう。

カラオケは音楽療法の一つと捉えていいでしょう。

カラオケによって認知症の予防できる可能性が高いとされています。

仲間と楽しく感情をこめて歌うことがポイントとなります。

私たちが歌うときは、ふだんおしゃべりしているときよりも大量の息を肺に吸い込み、吐き出すことで声帯を振動させます。

大きな呼吸によって肺を大きく膨らませた後、勢いよく息を吐き出すことで呼吸にかかわる筋肉や関節が大きく伸縮します。

大きな呼吸によって、血管の拡張と収縮もより活発になります。

脳底動脈(脳の中心を走り、側頭葉や後頭葉など認知機能にかかわる部分に血液を送る動脈)をはじめとする脳血管の血流が促進され、下垂体や視床、視床下部、脳幹、中脳などが刺激されるのです。

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その結果認知症の予防につながるのです。

カラオケができる場所

介護保険サービスを利用しているのであれば、デイサービスやデイケアなどでカラオケの設備を整えているところも多いです。

『自立』しており、今の段階では介護は必要ないというのであれば、やはりカラオケができるお店に自分から出向くことをお勧めします。

カラオケボックスやカラオケ喫茶などがあります。

その場で仲間をつくると会話などが盛り上がり、心の健康も向上することでしょう。

一人カラオケもあり??

勿論、一人カラオケでも全く問題ありません。

最近は一人カラオケ専門店もあるぐらいです。

どうしても、一人でカラオケに行く勇気がなければ、下のような道具もあり、防音することによって楽しむことができます。

詳しい商品については、アマゾンや楽天で検索するとヒットします。

まとめ

これまでカラオケにより健康の効果を説明してきました。

カラオケ自体はそれほどお金がかかる余暇活動ではないと思います。

楽しみながらカラオケをして、心身の健康が維持・向上ができればとても良いことです。

特に認知症予防ができれば、要介護状態になるのを遅らせることができます。

既に認知症になっている人も、元気な高齢者でも是非カラオケを楽しんで、健康の維持・向上、健康寿命を延ばすようにしましょう。

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