介護のはじまり

社会福祉協議会をもっと活用!高齢者お役たち情報6選!

社会福祉協議会というものを耳にしたことはありますか?

誰でも必要に応じて利用できるものであり、これを味方につけることによって、介護や福祉の視野が広がります。

是非、この記事を参考にして頂ければと思います。

社会福祉協議会とは?

画像引用

市区町村社会福祉協議会

無電柱化された街のイラスト

住民が住んでいる最も身近な地域で活動しているのが、『市区町村社会福祉協議会(市区町村社協)』です。

高齢者や障害者の在宅生活を支援するために、

■ホームヘルプサービス(訪問介護)

■配食サービス

その他にも、様々な福祉サービスを行なっています。

また、多種多様な福祉ニーズに応えるため、それぞれの社協が地域の特性を踏まえ創意工夫をこらした独自の事業もあります。

地域のボランティアと協力し、高齢者や障害者、子育て中の親子が気軽に集える『サロン活動』を進めたり、社協のボランティアセンターではボランティア活動に関する相談や活動先の紹介、また、小中高校における福祉教育の支援等、地域の福祉活動の拠点としての役割を果たしています。

社会福祉協議会は、地域のさまざまな社会資源とのネットワークを持っており、多くの人達の協働を通じて地域の最前線で活動しています。

都道府県社会福祉協議会

特別出張所のイラスト

都道府県社会福祉協議会(都道府県社協)は、県域での地域福祉の充実をめざした活動を行なっています。

都道府県社会福祉協議会では、認知症や知的障害、精神障害等によってご自身の判断能力に不安のある人を対象に福祉サービスの利用援助や日常的な金銭の管理等を行う『日常生活自立支援事業(旧 地域福祉権利擁護事業)』を市区町村社会福祉協議会と連携して実施しています。

また、福祉サービスに関する苦情の相談を受け付け、中立の立場から助言、あっせんなどを行うことによって問題の解決を図るために『運営適正化委員会』を設置し、サービス事業者の適正な事業運営と、サービス利用者の支援に向けた取り組みを進めています。

さらに、福祉サービスの質の向上を図ることを通じてサービスを利用する方がたの安心と満足を実現するため『福祉サービスの第三者評価事業』にも積極的に取り組んでいるのです。

この後詳しく解説しますが、経済的な支援を必要とする人には、生活や就業等に必要な資金(生活福祉資金)を低利で貸し付けています。

その他、福祉関係者に対する専門的な研修事業の実施、市区町村社会福祉協議会のボランティアセンターとの連携によるボランティア活動の振興、災害時には必要に応じて災害時ボランティアセンターを立ち上げるなどして被災地支援にも取り組んでいます。

なお、指定都市では、指定都市社会福祉協議会が市内の区社会福祉協議会と連携を図りつつ、都道府県社会福祉協議会に準じた活動を行っているのです。

全国社会福祉協議会

全国社会福祉協議会(全社協)は、都道府県社会福祉協議会の連合会として、全国段階の社会福祉協議会として設置されています。

全国の福祉関係者や福祉施設等事業者の連絡・調整や、社会福祉のさまざまな制度改善に向けた取り組み、また社会福祉に関する図書・雑誌の刊行、福祉に関わる人材の養成・研修といった事業を通じてわが国の社会福祉の増進に努めているほか、アジア各国の社会福祉への支援など福祉分野の国際交流にも努めています。

地域住民に一番身近なのは市区町村社協

肩を組む人たちのイラスト(棒人間)

上記で概要を説明しました。

ここからは、どれだけ市区町村社協が身近なものかをお伝えします。

まずは、下記の代表的な取り組みについてご確認下さい。

①地域で展開される住民の自主的・自発的な福祉活動の支援

②福祉講座や研修など住民の学ぶ場づくり

③ボランティア活動のお手伝い

④地域の福祉課題の調査・把握

⑤関係機関のネットワークづくり

⑥各種相談・生活福祉資金の貸付などの援護事業

⑦福祉サービスの利用支援(地域福祉権利擁護事業)や成年後見制度の利用支援

⑧在宅福祉サービス事業

⑨福祉施設などの運営

⑩広報紙の発行やイベントの開催、情報提供活動

⑪共同募金や歳末たすけあい運動などの活動

⑫地域福祉活動計画の策定

⑬行政などへの提言活動

⑭その他、地域ニーズに応じた様々な事業

このように、①~⑭までありますが、難しい言葉はなく少し読んだだけでも分かって頂けるものが多いと思います。

高齢者等や家族必読!役に立つ情報6選!

プロジェクターを使ってプレゼンをする人のイラスト

社会福祉協議会は身近な存在です。

実際にどのような場面でどのような支援が受けられるか分からない人も多いでしょう。

ここでは、生活に近い役に立つ情報を6つ解説します。

①運営適正化委員会がある

相談窓口のイラスト

運営適正化委員会は、高齢者、児童、障がい者などの福祉サービスにおいて、事業者段階での解決が難しい苦情を受け付け、公正・中立の立場から解決に向けた支援をしてくれます。

例えば、介護保険サービスを利用している場合、サービス事業所に不満があれば電話や面談、手紙などによって相談に乗ってくれます。

②配食サービスなどがある

弁当の移動販売車のイラスト

配食サービスは、高齢者などに対して、食事の確保に困っている人に栄養バランスの良い食事を届けて、在宅での自立した生活を支援しています。

安否の確認を行うため、お届けは手渡しを原則としているところが多いようです。

安価で利用できるのが特徴です。

③理美容サービスなどがある

眉毛カットのイラスト

理美容サービスは寝たきりの高齢者などに対して、訪問によって散髪をしてくれるサービスです。

最大の利用回数は制限はありますが、出張費も含めても比較的安価で利用できます。

④サロン活動支援あがる

車椅子に乗って運動する人のイラスト(男性)

今や、サロンといえば社協というぐらい浸透してきたと言えます。

高齢者などに対して、心身機能の維持向上及び介護予防を目的に、公民館や集会所等の歩いて通える拠点に月に数回集まって、介護予防メニューを行う自主的なサロン活動を支援してくれます。

⑤権利擁護に関する情報を教えてくれる

盾を持つ人のイラスト(女性)

■年金が本人のために使われていない・・・。
■親族から相続放棄を脅迫的に求められている・・・。
■親が亡くなり、遺産相続をしようとしたが、相続人に知的障害があるため 相続手続きを進められな い・・・。
■悪質商法にのせられて不必要な買い物をしてしまった・・・。
■成年後見制度を利用したいが、どのように手続きを進めてよいかわからない

認知症高齢者や障害のある方が、判断能力が不十分なために権利が侵害されないよう、ご本人やそのご家族などからの生活上の悩みや困りごとに対して、専任の生活相談員(社会福祉士など)や弁護士、司法書士が専門的な立場から問題を整理し、解決に向けて支援(助言、関係機関との調整など)します。

⑥経済面で助けてくれる

札束のイラスト(お金)

『生活福祉資金貸付制度』というものがあり、低所得者、障害者又は高齢者世帯に対し、資金の貸付けと必要な、援助指導を行うことにより、その経済的自立及び生活意欲の助長促進並びに在宅福祉・社会参加の促進を図り、安定した生活が送れるよう支援してくれます。

生活福祉資金貸付制度の詳細

■

世帯を単位として貸し付けるものであり、原則として世帯の生計中心者が申込者となります。

この条件がクリアできれば、住まいの地域を担当する民生委員が相談から申込み、償還完了に至るまで、さまざまな過程で相談支援を行なってくれます。

この制度は貸付制度であり、償還の義務があります。よって貸付金の利用目的だけでなく、借受人、連帯借受人及び連帯保証人の償還が可能であるかの見込みも含めて審査を行ないますので、貸付に至らないケースもあるので注意が必要となります。

また、原則として連帯保証人が必要ですが、不動産担保型生活資金を除いて、連帯保証人が立てられない場合でも申込みできるようになっています。

引用:社会福祉法人 福岡市社会福祉協議会

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