介護施設

特養や老健で何して過ごす?時間を持て余さず出来ることは?

高齢者施設に入所すれば、どのような生活が待っているでしょうか?

元気で活動的な人が入居できるような、有料老人ホームであれば行動範囲も広く、自分で趣味や余暇時間を見つけて楽しむことができます。

しかし認知症があったり、身体が不自由で施設に入ることになると、行動範囲も決まっていますし、施設内の制約もあります。

今回は、要介護状態の人が特養や老健に入所すれば、どのような生活が待っているか解説し、時間を持て余さずで出来ることをお伝えします。

介護施設での1日は長い

一日の大半を施設館内で過ごすため、時間が流れるのがとても長く感じます。

朝食が終わると、入浴が9時くらいから実施されるところが多いですが、一人あたりの入浴回数は週に2回程度です。

入浴がない日はリハビリをすることもありますが、多くは20分程度となっています。

そして、昼食の時間になります。

午後からの主な活動として、集団レクリエーション、行事(誕生会や季節のイベント)、リハビリなどがあります。

最後に夕食を食べると、消灯の21時ぐらいまでは自由時間になります。

このように考えると、自分一人の時間が多く、色々なことができる時間が多いことになります。

しかし、逆にいえば、何もやることがなければ、それはとても退屈な時間となってしまいます。

よって時間を持て余さないための時間を作ることが大切でしょう。

集団生活であることが大前提

要介護者の人が、施設に入所・入居するということは、大前提として集団生活だということをおさせておく必要があります。

集団生活のデメリットとして・・・

■一日は時間で区切られて生活が流れていく

■個室で生活していても壁を薄く、音や声が気になることも多い

■臭気がある

■プライバシーが守れれにくい

■食事など好きな食べ物を食べられない

などがあります。

一方で、メリットとして・・・

■生活リズムにメリハリがつく

■孤独感が薄れる

■そこで暮らす他の利用者と仲良くなれる

■栄養のバランスの取れた食事が食べられる

このようなものがあります。

このようなメリハリ・デメリットを踏まえると、空いた時間に自分でできることも限られてくることは理解できると思います。

しかし、様々な形で余暇活動はできるでしょう。

施設が実施してくれるレクリエーション

自分でやることを見つけなくても、施設が主体となって実施してくれるレクリエーションもあります。

大きな行事を年間で計画してくれるので、それを楽しみに生活するのも良いでしょう。

例えば・・・

【 春 】

お花見

ドライブ

【 夏 】

そうめん流し

スイカ割り

夏祭り

【 秋 】

十五夜(お月見)

【 冬 】

クリスマス

餅つき

正月行事

など、多くの施設で取り組んでいるようです。

勿論、これだけでは時間を持て余してしまいますから、自分の趣味の時間も大切でしょう。

自分で実施する趣味

日常的にTVを観ている人もいれば、今多いのはスマホやタブレットを使って楽しんでいる人たちをよく見かけます。

スマホで写真を撮って、家族に送信したり、受信したり、他の利用者を撮って笑顔になる人もいます。

ただ、施設の建物がWi-Fi環境にあれば、満足して楽しむことが出来るのですが、そうでなければ、費用的に難しいことも考えられます。

他には、DVDプレイヤーを準備して、DVD鑑賞をされる人もいます。

DVDプレイヤーなら小型なので、ベッドサイドや床頭台にセットすれば場所も取らず便利です。

高齢者でも操作が難しくないこともメリットです。

複数で行なう趣味

囲碁のイラスト

自分一人だけの趣味のメリットは、好きな時にいつでもできることや、気を使わなくてもいいことがあります。

しかし、2人以上で行うことによって、より楽しい時間を過ごすこともできます。

例えば、カラオケはその代表的なものになります。

施設によっては、通信カラオケを契約しているところもあり、カラオケを通して仲間意識が強くなります。

もしカラオケがなければ、歌詞カードを観ながら何人かで演歌や民謡等を歌うことをしても良いでしょう。

他にも、将棋や囲碁などもおすすめです。

スマホやタブレットを活用

スマホの画面を見せる人のイラスト(スーツ・男性)

先述しましたが、今はスマホやタブレットがあれば様々なことができる時代です。

スマホやタブレットの最大のメリットととして、自分の趣味に合ったアプリをダウンロードすることによって、スマホそのものが自分の身体の一部のようになることです。

例えば、趣味ではありませんが、血圧や血糖値の健康管理をしたり、新聞や雑誌なども読むことができます。

スマホ等が普及するまでは、自分の趣味に合うものを購入することによって、それだけでかさばることもあり、ベッド上は物が多くなる人もいたことでしょう。

スマホは画面が小さく観にくいというのであれば、タブレットがおすすめです。

タブレットもスマホと同じように様々なアプリをダウンロードして、自分の好きなようにカスタマイズできます。

ゲームや計算、塗り絵、なぞなぞなど色々なことが出来ますし、好きな動画をいつでも観ることができるので素晴らしいアイテムです。

施設内にWi-Fi環境がなければ、通信費用が個別で必要となりますので注意が必要です。

趣味の王道

編み物をする女性のイラスト

スマホやタブレットもいいけど、やっぱりアナログが良いという人もいるでしょう。

そんな人には・・・

■ 新聞購読

■ 塗り絵

■ 計算問題等の脳トレ

■ 文字のなぞり書き

■ 編み物

■ 箱折り

■ 俳句・川柳

■ 折り紙

このようなものを趣味にしてもいいと思います。

簡単!ゴミ箱の代わりになる 折り紙の箱の折り方

画像引用

注意することもある!

要介護1や2であれば、心身ともに軽度であり、思いつくことの多くはできることもあるでしょう。

自分で考えるだけでなく、家族や友人のすすめで余暇活動をできる状態です。

しかし、病気や体力の悪化が進行し、要介護4や5にもなれば、やりたくてもできないという状態になってしまいます。

例えば、認知症はなくても、身体の関節が固まると(拘縮)自分で自由に動かすことが出来なかったり、血圧の関係で安静に過ごす時間が増えて、ベッドから離れて生活が出来なくなったりします。

このようなことを踏まえて、興味のあることは、思いついた段階で積極的に取り組むことをお勧めします。

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